児童買春による事件のニュースは、最近でもネットなどで頻繁に見かけることがあります。
すでに児童買春をしてしまった人や、やってはいないけど興味のある人は、
どうして事件として発覚してしまうのか気になるところだと思います。
ニュースでは事件発覚の経緯が報道されることはあまりありませんが、
ネットを調べてみると下記のパターンがあるようです。
一般的な補導
少年(20歳未満のもの)が深夜徘徊や喫煙を行っていると警察の補導対象となります。
少年警察活動規則:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14F30301000020.html
少年の定義:http://okagawa-office.blogspot.jp/2014/03/blog-post_4.html
売春を行う児童は家庭環境の問題を抱えている人も多く、不良行為に手を染めてしまう確率が高いようです。
補導された際、不相応のブランド品を持っていたり、金銭を持っていたりすると売春行為を疑われます。
売春の疑いが浮上すると、警察により携帯の中身がチェックされます。
メールの履歴を見てやりとりの様子が残っていたりすると一発でアウトです。
また、メールが削除されていても、アドレス帳にパパ(はーと)などの登録を見つけたりすると、援助交際を疑われるようです。
補導された際の携帯確認は児童側の任意提出となりますので、児童がこれを拒否することも可能です。
しかし、児童買春の可能性が高い場合は、さまざまな方法で誘導し、携帯を提供させるようです。
携帯の怪しい履歴をもとに再度児童に話を聞き、援助交際があったかどうかを問い詰めます。
ここで児童が事実を認めれば、本格的に事件として捜査対象となります。
携帯電話のメール内容は削除されたものも復旧されます。
アプリでのやり取りがあれば、運営会社にログの開示を要求します。
これらの情報を元に犯人を炙り出します。
補導される児童は複数人相手に売春を行ってることが多く、
一度の発覚で複数人の人間が逮捕されることがほとんどのようです。
サイバー補導
今、もっともポピュラーな手段となっているのがサイバー補導と呼ばれるものです。
インターネット上の掲示板やSNS、アプリ等の書き込みを調べます。
その中で児童と思われる者が、売春を誘発するような書き込みをしていないかチェックをかけます。
該当する書き込みを見つけると、警察がメール等を送り児童とコンタクトをとります。
警察であることを伏せた上で、相手と会う約束をとりつけます。
待ち合わせ場所で児童と接触し、警察であることを告げた上で補導します。
売春は常習性が高く、一般の補導よりも携帯等のチェックが厳しくなる可能性が高くなります。
高い確率で売春の相手が捕まることになります。
サイバー補導は2009年から実施されており、2014年では1月からの半年で220人もの児童が補導されています。
47ニュース:http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014082101000885.html
ちなみに対象が18歳上であっても、未成年(20歳未満)の場合は不良行為により補導されてしまいます。
コトバンク:https://kotobank.jp/word/サイバー補導
ホテル街での補導
ケースとしては稀なようですが、ホテル街を警察が巡回していることがあります。
ホテル近辺で未成年と思われる容姿の人物、さらには相手が不釣り合いな年齢の風貌であると声をかけられる可能性があります。
行為に及ぶ前でしたら逮捕されることはありませんが、余罪を追求されることは避けて通れません。
また、児童側も補導されこれまでのやり取りや、他に相手がいないかどうかなど調べられます。
- 相手の児童が補導されると発覚する
- サイバー補導により高確率で発覚するようになった
児童買春の被害者にならないための出会い系サイト
児童買春の事件の殆どが、LINE掲示板などのいわゆる出会いアプリと呼ばれるものです。 出会いアプリの場合、年齢認証はありませんので相手が未成年である可能性も大いにあります。 もし未成年であった場合、児童買春や淫行といった犯罪に繋がりかねません。 相手に年齢を確認して、その証拠を保持していなければ、「18歳未満だとは知らなかった」は通用しないのです。 それに対して出会い系サイトでは年齢確認が義務付けられています。 年齢確認の済んでいない相手とはメールのやり取りも行うことが出来ません。 仮に相手が未成年にも関わらず年齢を偽って登録していたとしても、こちら側の非にはなりません。 年齢確認ができている相手なので「18歳未満だとは知らなかった」が通用するのです。 ですので、自分の身を守るためにもしっかり年齢確認がある出会い系サイトを利用することをオススメします。
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