misakiさん(30代)女性 からのいただいた体験談です
私は結婚5年目・30代前半の主婦です。
週に4日ほどパートに出ています。
子どもはいません。
主人は40代後半で、年が離れているからこそ、とても優しく、頼りになり、経済面でも不満もなく過ごしていました。
ただ、1つ。私にとっては大きな悩みがありました。
それは、長年のセックスレスです。
このことについて話し合いもしましたが、「年のせいかな」とか「どうしてもその気になれない」の繰り返しです。
もう断られるのも嫌だし、話し合うのも疲れてしまい、最近では話題にもしていません。
でも、不満があるのはそこだけでした。
だから、自分でも、まさか不倫することになるとは、思ってもいませんでした。
彼と知り合ったのは、PCMAXというサイトでした。
嫁いだ先も知らない場所で、きっと、私は寂しかったのだろうと、今になって思います。
1人の時間が長いので、気を紛らわすためにPCMAXを始めました。
出会い系のサイトでしたので、知らない人とも交流がありました。
サイト内で日記を書いているとコメントが付くようになり、そこでいろいろな方と話していました。
まさかそこから不倫へと繋がっていくとも、思っていませんでした。
主人とは年齢が離れているので通じない話もあるのですが、同年代の人達とは、「そうそう、それそれ」と盛り上がることができ、私の孤独を埋めてくれました。
コメントで話をしている中に彼もいました。
最初の頃は、複数で話していたのですが、誕生日のお祝いメッセージをもらったことをきっかけに、個人的にメッセージをやり取りするようになりました。
必ず返事を返してくれるので、最初はエンドレスで続く話に戸惑っていましたが、気がつけば彼からの返事を楽しみにしている自分がいました。
最初は、簡単な挨拶や、「今仕事終わったよ」という軽い話でした。
そこから、彼が積極的に質問をしてくれたり、仕事や家庭の悩みや愚痴を伝えてくれたりするようになりました。
PCMAXで彼と知り合って、半年ぐらい経った頃でしょうか。
知り合いを集めてオフ会をしようという話が出ました。
すぐに私は「もしかすると彼に会えるかもしれない。」と思いました。
彼と私は住んでいるところも全然違うし、ましてやネットでのお付き合いなのに、会いたいと思っていたんだと、改めて自分の気持ちを感じることができました。
いつのまにか、主人がいるにも関わらず、心は彼の方を向いていました。
主人との関係では感じられなかった、恋愛のようなドキドキが、とても楽しく、そして愛おしいものだったのです。
残念ながら、実際そのオフ会は開催されませんでした。
「会えると思ったけど、残念だったね。」彼からも、メッセージが来ました。
それを見て、同じように思ってくれているのかと思うと、もう気持ちが止められませんでした。
そこから数日経ったぐらいに、主人と法事で出かける予定ができました。
その場所は、彼が住んでいる県だったのです。
思い切って主人に、帰りに私だけ友達の家に泊まっていいか聞くと、すんなりOKしてくれました。
これは不倫になる。
そんなことはわかっていたのですが、相手を同級生の女の子だと伝えたのです。
すぐに彼にメッセージをしました。
そして、その日を迎えたのでした。
その日、主人にあるSAで降ろしてもらいました。
車を降りて、主人に手を振ると、もう私の心から主人は消えていました。
もうすぐ、彼に会えるのです。
初めて会う彼。写真ももらっていなかったので、気付けるかどうか不安でした。
でも、面白いものですね。
「SA入口の前にいます」たったそれだけのメッセージで、他の方がたくさんいるというのに、お互いにすぐに気付くことができました。
メッセージでやり取りしていたまんまの、とってもピュアで優しい彼でした。
見た目も、かわいらしい感じで、とっても好印象でした。
SAから車で出てドライブをしていましたが、最初はお互いに緊張してうまく離せませんでした。
でも時間を重ねるうちに、普段のメッセージのように気軽に話せるようになりました。
観光スポットに連れて行ってもらって、2人で歩いていると、夫婦と間違われることも多く、それを嬉しく思ってくれていることにも、すごく心が和みました。
彼にも家庭があります。お互いに不倫なんです。
それをわかっているけれど、今日この1日だけはという思いでした。
私の宿泊先のホテルにチェックインだけすまして、夜は一緒に食事をしました。
お互いに、大切な気持ちは伝えぬまま、楽しいおしゃべりの時間が過ぎていく。
「そりゃそうだよね。相手には家族もいるし。何かあったら、不倫になるもんね。」
そんな思いもありましたが、本当は求めている自分もいました。
食事も終わり、彼はホテルまで送ってくれました。
車の中で「一緒に泊まっていけばいいのに。」
冗談っぽく伝えてみたけれど、その1言を伝えたら、涙が出てきました。
思わず顔を隠すと、そのまま彼は私をきつく抱きしめてくれました。
そして、少し体を離し、私の涙をぬぐいながら、気持ちを伝えてくれました。
「本当はそうしたいけど、これでもう会えなくなるのは嫌だから。
次は、こっちから会いに行く。約束する。」
何もなければ、不倫じゃない。
異性の友達だって言って、また会うことができる。
それは彼自身を守ることでもあり、私を守ってくれていることでもあるのかもしれない。
「また会ってくれる?」彼のその問いに、私は大きくうなづきました。
そして、彼は優しくキスをしてくれました。
彼は家に帰ってしまったけれど、わざわざ朝、またホテルまで会いに来てくれました。
そんなちょっとした事にも、とても心が満たされます。
キスはしたけれど、彼とはやましいことなんてないって自分に言い聞かせながら帰宅しました。
主人に後ろめたい気持ちが無いと言えば嘘にはなります。
だけど、どこかで、レスじゃなかったらこうなってなかったと、主人のせいにしたくなっている私もいます。
その後、彼とは変わらず毎日連絡を取り合っています。電話もするようになりました。
実際に会ってからの方が、より恋人同士のようなやり取りな気がします。
心が満たされているので、普段なら気になる主人のことも、気にならなくなってきました。
セックスレスであることも、もう気になりません。
彼とのこの関係は、いつまで続くかはわかりません。
いつでも会えるような関係でもなければ、お互い家庭がある立場でもあります。
ただ、次に彼が会いに来てくれる日は、決まっています。
その日は、一緒に温泉に行こうということになりました。
一緒の部屋に泊まる。
もう、これは、まぎれもなく不倫になります。
家庭を壊してまで一緒になりたいとは願っていませんし、それは相手も同じです。
都合のよい関係なんだろうか、ただ心の穴を埋めるための関係なんだろうかと思うこともあります。
きっと、体の関係を持ってしまうと、ずるずるしてしまうような気もします。
今後どうして行こうかと考えると、答えが出ません。
ただ今は、主人とも彼ともこの関係を壊したくないと思っています。
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